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ボードにアンカーを打って棚を付ける
石こうボードの壁に棚やフック等をネジで止めて付けるときに、後ろに下地の桟がなくて空洞の場合は、アンカーをボードに打ち込んでからネジで止めると、ある程度のものまで留める事が出来ます。
1、壁の材質を確認する
まず壁の材質を確認します。
石こうボードの壁は、叩くと中が空洞のような反響音がし、画鋲を刺すと白い粉がつきます。他に壁材としてプリント合板なども良く使われます。
コンクリートむき出しの壁やコンクリートに壁紙(クロス)を貼ってある壁の場合、ドリルで穴をあける必要が出てきます。
ここでは、石こうボードや合板などの中空壁にアンカーを打ち込んで、ネジ止めする方法を紹介します。
2、壁の下地に桟があるかどうか

ボード取り外し中(コンクリート住宅の桟)
ボードの後ろに桟があります。この木の桟にネジを打ち込めばしっかりと棚を固定出来ます。ちょうど良い位置に桟があれば、アンカーを打ち込む必要がなくなるので、確認しましょう。
軽く叩いて詰まった音のする壁の後ろに桟が入っています。桟を探す為の、押し付けると針が出て来る道具もあるので、分かりにくい時は使用して下さい。
しかし、自分の取り付けたい位置に桟があるとは限りません。
そんな、場合にアンカーが役に立ちます。

最近良く使っているアンカー。
下穴が小さくてすむので便利。
ネジを入れると、中で3ヶ所留め具が出て固定する。

こちらも良く使うボードアンカー
ネジ穴にさして、アンカーをネジを締める要領でドライバーを使ってねじ込んで行く。
使い勝手が良い。

モノマックス(アンカー)
使いやすいが、ドリルで8mm程度の穴をあける必要がある。羽が向こうで広がって止まる。壁の内側の空間が狭い時や石こうボード直貼りのGL工法にも使える。
3、下穴を開けアンカーを入れる

アンカーの種類に寄よっては、8ミリ程度下穴を開けないと行けないもののあります。電動ドリルがあれば楽ですが、無いとこのアンカーの下穴をあけるのに少し苦労します。最近は、下穴の小さくて済むアンカーを使っています。これだと、太めにプラスドライバーを差し込んだ程度の穴でアンカーをねじ込む事が出来ます。

アンカーを入れる

差し込むタイプのボードアンカー。


ドライバーでねじ込んで行くタイプのボードアンカー。
4、棚やフックを付ける
棚やフック等、物をはさんでアンカーにネジ止めします。
丈夫になったとはいえ、アンカーにも耐加重がありますので、余り重いものは乗せれません。
アンカーの種類
・ソリッドアンカー
アンカーを差し込み急結剤で周りの石こうボードを固めるもの。壁厚に関係なく使えます
耐加重は5、6kg程度
・モノマックス
ドリルで8mm程度の穴をあけて、アンカーを押し込みます。羽が向こうで広がって止まります。壁の内側の空間が狭い時や石こうボード直貼りのGL工法にも使えます。
耐加重は4Kg程度
・トグラー
ドリルで8mm程度の穴をあけ、アンカーを押し込みます(羽を閉じた状態で)。付属のピンを押し込むと中で羽が開いて固定されます。壁厚によって、4種類あります。購入する前にコンセントプレートのカバー等を外して壁厚を計りましょう。(石こうボードは12mmが一般的です)
耐加重は4kg程度。
・モリーアンカー
金属製のアンカーで、中で傘が開いてがっちり固定するというもの。壁厚によってこちらも数種類あります。
耐加重10kg程度と頑丈ですが、アンカーを打ち込む場所の壁穴がボロボロの時、あまり重い物を乗せると、ボード側が耐えきれず壊れてしまう時があります。