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フローリングに床用ニスを塗る(床用ニス塗装編)

上:床用ニス塗装後
下:床用ニス塗装前
床、フローリングを美しく保つ為に・・・
床(フローリング)の手入れを何もしないと、汚れが染み付いたり、湿気で床が剥げて来たり、どんどん床(フローリング)が汚くなって行きます。奇麗に掃除して、ワックスや床用ニス等で塗装して皮膜を作る事で、汚れの染み込みを防げます。樹脂系のワックスを塗るのが比較的簡単ですが、ここではワックスより皮膜の強い床用ニスの塗り方を説明したいと思います。(UV塗装、セラミック加工等、表面を加工されてるフローリングには床用ニスを塗る事はできません)
掃除をしてフローリングの表面を奇麗にする
まず、フローリング全体の埃、汚れを取ります。結構重要です。床にこびり付いている汚れが無いかもチェックして下さい。台所等油汚れの激しい場所では、油汚れの黒い固まりが床にこびり付いている時があります。
ワックスがかかっている場合はワックス剥離剤でワックスを取って下さい。
フローリングの下地処理
窓際などの掃き出し部分が湿気や結露等の影響で色が薄くなっている場合は絵の具で着色します。フローリングがへこんだり、欠けたりしている時は木工用エポキシパテで埋め、乾いたらサンドペーパーで平らにし着色します。
ニスの付きを良くする為に、サンドペーパーでフローリング全体を軽くこする時もあります。240番ぐらいのサンドペーパーを当て木に巻き付け、軽くこすっていきます。白いフローリングの粉が少し出るので良く拭き取って下さい。
床用ニスが付いては困る所で刷毛の当たりそうな場所にはマスキングテープで養生します。(壁など)
床用ニスをフローリングに塗る
床が良く乾いているか確認します。
水性の床用ニスは、ほとんど薄めずそのまま使います。良く撹拌してから使って下さい。油性の床用ニスは濃いと粘り気が強すぎて刷毛の目が出てしまいます。ペイント薄め液で薄めて使用します。
まず、刷毛で端や隅など塗りにくい所を塗って行きます。次に出口から遠い場所から塗り始め、最後に足場が残る様に塗って行きます。無色透明の床用ニスを塗る場合、塗り残しがないか良く確認しながら塗って行きます。刷毛をあまり寝かしすぎない用注意しましょう。
広い場所を塗る時はコテバケという平らな四角いハケで塗ると奇麗に早く仕上がります。手前に引く感じで、一方方向に塗ります。
油性の床用ニスは、一度ペイント薄め液で薄めても使っているうちにすぐ固くなって来るので、こまめにペイント薄め液を足しましょう。
換気を良くして欲しいのですが、埃等が入って来ない様に注意が必要です。
乾燥させる
床用ニスの種類、メーカーによって乾燥時間が違うので説明に従って下さい。乾くまで歩かない様に気をつけます。温かく、風のない日に塗るのがベストです。
道具を片付ける
水性の床用ニスの場合、刷毛についた余分な床用ニスを古新聞、古雑誌などに塗り付け、その後水洗いします(台所用洗剤)などを使用。陰干しします。
油性の床用ニスの場合、同じ様に刷毛に付いた余分な床用ニスを古新聞等で拭きとります。次に、ペイント薄め液でしっかり洗い、その後、台所用洗剤で水洗いして、陰干しします。少し大変です。