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襖の貼り替え(戸襖にクロスを貼る)
板襖(戸襖)を貼り替える場合、襖の紙を使うよりクロスを貼る方が簡単です。周りの壁紙と同じ壁紙(クロス)を貼ると統一感が出てすっきりします。
1、戸襖にクロス(壁紙)を貼る
基本的な貼り替え方は、戸襖を貼り替える編で説明した、襖紙を使った方法と同じです。襖紙より何が簡単かというと、襖紙の様に紙の伸びをあんまり考えず、ヘラで伸ばして貼れるという所です。ヘラで伸ばして貼るので、襖紙よりシワが寄らないように綺麗に貼るが簡単です。
●襖に印をつける
複数枚、襖がある時はどの襖がどこにおさまっていたのか分かる様に、襖に印をつけておきます。襖が同じ所に治まらないと襖の建て付けが悪くなります。
●襖の引き手(取って)を外します。
上下小さな釘で止められている事が多いです。釘の頭が全然出てなくて(釘抜き用の)ペンチ等でつかめない時はインテリアバールやマイナスドライバーで取っ手を少し浮かすと、釘の頭が出て来て、つかめるようになります。プラスチックの取っては割れやすいので注意しましょう。割れたら買い替えます。(プラスチックの取っては高くありません。サイズに注意しましょう)
注意! :ダンボール襖などの引き手は木工ボンドで貼付けられている事が多いです。引き手と襖の間にインテリアバールやマイナスドライバーを差し込んで、テコの原理で少しずつ引きはがします。他に、表裏ボタンの様に噛み合わせて止めている引き手もあります。
●クロス(壁紙)を切る
戸襖(板襖)の上にクロス(壁紙)を重ねて、枠も含めた襖のサイズにカットします。同じサイズの戸襖(板襖)がある時は、枚数分、クロス(壁紙)を重ねてカットします。
ダンボール襖の場合、必ず表裏両方貼りましょう。片面だけだと貼った紙が引っ張って、襖が歪む原因になります。
●襖に印をつける
複数枚、襖がある時はどの襖がどこにおさまっていたのか分かる様に、襖に印をつけておきます。襖が同じ所に治まらないと襖の建て付けが悪くなります。
●襖の引き手(取って)を外します。


上下小さな釘で止められている事が多いです。釘の頭が全然出てなくて(釘抜き用の)ペンチ等でつかめない時はインテリアバールやマイナスドライバーで取っ手を少し浮かすと、釘の頭が出て来て、つかめるようになります。プラスチックの取っては割れやすいので注意しましょう。割れたら買い替えます。(プラスチックの取っては高くありません。サイズに注意しましょう)
注意! :ダンボール襖などの引き手は木工ボンドで貼付けられている事が多いです。引き手と襖の間にインテリアバールやマイナスドライバーを差し込んで、テコの原理で少しずつ引きはがします。他に、表裏ボタンの様に噛み合わせて止めている引き手もあります。
●クロス(壁紙)を切る
戸襖(板襖)の上にクロス(壁紙)を重ねて、枠も含めた襖のサイズにカットします。同じサイズの戸襖(板襖)がある時は、枚数分、クロス(壁紙)を重ねてカットします。
ダンボール襖の場合、必ず表裏両方貼りましょう。片面だけだと貼った紙が引っ張って、襖が歪む原因になります。
2、襖の下地を作る
襖紙は上から重ねばりできます。しかし、古い襖紙の端が浮いて剥がれていたら、剥ぎ取る必要があります。綺麗に剥がれる所まで剥ぎ取ります。一番の下の板の部分まで剥ぎ取ってしまった場合、襖の周り枠に沿って濃いめの糊を付けて乾かします。(直接、板の部分に襖紙を貼るとくっつきが悪いので、糊で膜を作る作業です。)
襖紙が綺麗に剥がれず、段差が出来た時は、チャチリという茶色の薄紙をまず貼って、下地を作ります。チャチリの周りだけ糊を付け、襖に貼付けていきます。(チャチリの中央は浮いた感じ。これで段差が出るのを防ぎ、ふんわりした感じの襖に仕上がります)
重ねばりできるか、下地処理をしないと行けないか、で結構手間と時間が変わってきます。
3、クロス(壁紙)を切って糊を付ける
クロス(壁紙)はホームセンター等で売っています。ちょっと高いですが糊付きのクロス(壁紙)も売っています(水を付けると糊がついた状態になる)。ここでは普通のlクロスに糊をつけて貼る襖の貼り方を説明したいと思います。糊は障子用として売ってる糊を使います。
クロス(壁紙)を切ります。戸襖(板襖)の上に襖紙を重ねて、枠も含めた襖のサイズにカットします。
糊をつくります。買って来たのりを水で溶いてドロッと刷毛から垂れるぐらいの固さにします。表現が難しいのですが、本襖の時よりも若干固めにします。
左:溶いた糊
クロス(壁紙)全体に糊を付けていきます。襖紙の時と違って、クロス全体に糊を塗ります。(水は塗りません)
クロス(壁紙)を切ります。戸襖(板襖)の上に襖紙を重ねて、枠も含めた襖のサイズにカットします。
糊をつくります。買って来たのりを水で溶いてドロッと刷毛から垂れるぐらいの固さにします。表現が難しいのですが、本襖の時よりも若干固めにします。

左:溶いた糊
クロス(壁紙)全体に糊を付けていきます。襖紙の時と違って、クロス全体に糊を塗ります。(水は塗りません)
4、クロス(壁紙)を貼る
立てかけた襖に、糊をつけたクロスを枠に合わせて重ねます。
ナデ刷毛を使って、中央から上下左右に空気を追い出す様に、軽くなでて貼付けます。まず、真ん中、十字を書く様に貼り、上下左右に動かしながら徐々に四隅に移動し、貼付けていきます。ここは襖紙と同じ要領。

写真は襖紙の時の物ですが、ここはクロスの時も同じ。
この後、ヘラを使ってシワを伸ばします。

襖紙の時の様に、紙が貼って縮む心配をせず、しっかりヘラでクロスのシワを伸ばします。
4、余分な部分のクロスをカットし枠の糊を取る。
襖の枠にヘラや定規などをあてて、カッターで余分なクロス(壁紙)をカットします。カッターの刃を枠に向けて切ります。角は襖紙の時と同様、クロスを重ねたまま切ると、綺麗に切れます。(重ねて切らないと、角がちょん切れてしまう時があります)

写真は襖紙の時の物ですが、クロス(壁紙)の時も同じ。
カッターの刃は良く切れる刃を使いましょう!

クロス(壁紙)を貼り終わった戸襖。
枠に糊が付いていると思うので、濡れたスポンジ等で拭き取ります。最初の養生テープを枠に貼っておけば、この作業はいりません。
5、引き手(取って)を付ける
襖を手でなぞって、引手の穴の位置を見つけ、カッターで切り込みを入れます。引手を釘で打って取り付けます。(あるいは木工ボンドで)最後にポンチ、釘締めなど使って最後まで打ち込みます。
襖がかなり古い場合は、新しい襖を買うというのもいいかもしれません。
襖 オーダー (押入用 片面) H601~1900
オーダー対応してくれ、和紙を選べます。