襖の滑り調整

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住まいのプチリフォーム updated 2020-08-18

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住まいの補修・修理「扉の滑り調整補修1」

 

襖、障子の滑り調整

 
 本襖、障子など、下に戸車が着いていないものの滑り調整を説明します。戸襖や戸車で滑らす扉の滑り調整は「扉の滑り調整2」をご覧下さい。
 襖や障子の滑りが悪くなり原因は、いくつか考えられます。
 摩擦が大きい、敷居滑りがボロボロになっている、枠の取り付けが悪い、建物の建て付けが悪い・・・
 滑り調整の方法を簡単な物からあげていますので、色々試して見て下さい。
 

1.ロウを塗る、シリコンスプレーをかける

 襖(障子)とその周りの木枠との摩擦が大きいと、襖(障子)を開けたり閉めたりするのが重くなります。そんな時一番良く使う方法が、木枠にロウを塗ります。仕事で使っているのは、ちょっと特殊なロウですが、普通のろうそくのロウでも十分効果があります。
 下だけでなく上にも塗って、襖(障子)を何回か行ったり来たりさせます。そうすると、滑りが良くなる事が多いです。
 ロウではなく市販されてる滑り調整用のシリコンスプレーをかけるのも同じ様に有効です。
 試した事はありませんが、昔の人の知恵で、卵の殻をガーゼで包み、それをこすりつけても滑りが良くなるそうです。
 

2.プラスチックのポッチを付ける、カグスベリのシールを貼る

 襖、障子の下にプラスチックのポッチを付けたり、カグスベリのシールを貼ったりして摩擦を小さくする方法もあります。この方法も良く使います。プラスチックのポッチを下に付けるときは、若干、付けた方が上がり襖(障子)が傾きます。(少しですが)なので、建て付け調整も見る必要があります。
 

3.敷居滑りを交換する
 

 敷居滑りが剥がれていたり、ボロボロになっているときは、敷居滑りを剥がして、新しい敷居滑りに交換します。
古い敷居滑り

ボロボロで剥がれてきた敷居滑り。
この上では、襖が重くてなかなか動きませんでした。
敷居滑り除去

剥がして、綺麗にします。だいたい、綺麗に剥がれますが、取りにくいときは、ドライヤーで温めて取ると綺麗に取れます。
敷居滑り
 
新しい敷居滑り


敷居滑りには太さの違う物があるので、採寸して溝の太さにあった物を買いましょう。裏が両面テープになっているので、溝に沿わせて貼るだけです。
  

4.襖の枠の取り付けが悪い

 
 襖の枠が取れかかっていると。枠が引っかかってスムーズに開け閉め出来ないときがあります。そんな時は、釘などを打ち込んで枠をしっかり固定する必要があります。
 また、枠の取り付けが前後、又は上下にずれていると、木枠の溝にきちんと治まらなくて、滑りが悪くなる時もあります。この時は枠を一度外して、もう一度付け直しましょう。
 

5.建物が歪んでいる

 
 たまにあります。経年劣化からか、建物が歪んできて襖や障子が端っこまで締まらなかったり、猛烈に固かったりする事が、まれにあります。そんな時は、襖の枠を外してその内側をカンナ等で少し削ります。又、こういう時は、滑りが悪いだけでなく、襖や障子の両端が斜めになって木枠との間に隙間の空いてる事が多いです。そんな時は、襖の下に薄い板を(あし)を片側び付けて少し持ち上げたりする建て付け調整等も一緒にしなくてはいけません。少し手間のかかる作業です。



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